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克己日の歴史
〜生徒の提案でスタート〜


 全校生徒が原則として毎月15日に小遣いの中から「気持ち」を献金する克己日。この克己日は生徒の発案で1967年に始まったものである。
 本校は65年から71年まで「心の旅」で米国から返還される前の沖縄を訪ねていた。当時の沖縄は経済的に豊でなかったため、高校に進学できない子供が多くいた。そんな沖縄の中学生を、自分たちの献金で本校に入学させたいという生徒からの提案が、克己日を始めるきっかけになったそうだ。そして、1人だけではあるが、沖縄の中学生が本校に入学した。
 その後、「心の旅」の行き先が韓国に変更されたことなどにともない、克己日の献金は、箱根恵明学園、心泉学園など、県内の施設や団体にお贈りするようになった。

※向上高校新聞委員会発行の「こゆるぎ」第88号1面より引用させて頂きました。